6th
・「人をばかにしちゃいけない」というのは、
よく言われることで、これはもう、
まったくもってその通りなのです。
人をばかにしていいか悪いか、という
倫理の問題だけではなく、
人をばかにしてトクかソンかという
損得の問題だけでもなく、
人をばかにして気持ちがいいかどうか、という
快不快の問題だけでもなく、
もっと大きな次元で、どーんと言えるんだと思います。
「人をばかにしちゃいけない」んです。
で、その「人」のなかには、
つい忘れられがちな一人がおりましてね。
それが、「わたし」なんですね。
「わたしをばかにしちゃいけない」んですよね。
あんがい、ぼくらは「わたし」をばかにしてます。
どうせ、こんなもんだろう、と、
高をくくって見ていたりするものです。
ぼくも、そういうところがあります。
「わたし」が、ばかにされてるものだから、
ぐずぐずになっちゃうんですよね。
おそらく、部屋がちらかるのも、禁煙ができないのも、
朝起きられないのも、ダイエットに成功しないのも、
じぶんで、「わたし」をなめてるからだと思うんです。
ぼく自身のことを振り返ってみても、
なにかがうまく行ったときというのは、
じぶんのことを「ばかにしなかった」ときでした。
ずいぶん苦しんだ禁煙にしても、
「どうせ、おまえにはできないんだ」とは、
思わなかったからできた、と言えます。
・昨日、WBCの試合を観に行きましてね。
明らかに、まだ中国のチームはへたなんですよ。
それをばかにしたら、なんにもいいことないんです。
へたの段階にある中国の野球を、しっかりと見て、
毛ほどもばかにしないということが、
じぶんたちのチームをばかにしないことなんです。
さすがに一流の選手たち、みんなそれができてるんです。
重苦しい試合だったけど、とてもよかったです。
今日の「ほぼ日」も、いろいろあります。
来てくれて、ありがとうございます。